歯科医院にまつわる2つの誤解と真実
「歯をすぐ抜かれる」「銀歯は体に悪い」って本当?
こんにちは。王子駅を出てすぐのアール歯科王子駅前クリニックです。
木々の緑がいっそう深まり、初夏の日差しを感じる季節となりました。
東京では日によって夏のような暑さを感じる日もあり、少しずつ梅雨の気配も近づいています。
ところで皆さん、こんな不安を感じたことはありませんか?
「歯医者って、むし歯が進行しているとすぐ歯を抜かれるんじゃないの?」
「銀歯は体に悪いと聞いたけど、外した方がいいのかな?」
SNSやインターネット上には様々な情報があふれ、「歯医者=怖い」「なんとなく不安」というイメージを持っている方も少なくありません。
しかし、現在の歯科医療は日々進歩しており、治療方針や考え方も昔とは大きく変わっています。
今回は、よく耳にする2つの誤解について、実際の歯科現場の視点からご紹介します。
大きなむし歯になるとすぐ抜かれるのでは?
この不安は特に中高年の方から多く聞かれます。
「昔、むし歯がひどくなって歯医者に行ったら、説明もなくすぐ抜かれた…」
そんな体験が記憶に残っている方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、現代の歯科医療では「できる限り歯を残す」が基本方針です。
たとえ大きなむし歯でも、根の治療(根管治療)や歯を補強する処置などを駆使し、ご自身の歯を長く使っていただけるよう最大限努力します。抜歯はあくまで最終手段です。
もちろん、歯が深く割れている、歯周病で歯を支える骨が大きく失われているなど、どうしても抜かざるを得ないケースもあります。しかしその場合でも、レントゲンや写真を用いて丁寧に説明し、選択肢をご提示したうえで治療を進めていきます。
「抜かれるかも…」と不安を抱えたまま通院を先延ばしにすると、症状が悪化してしまうこともあります。まずは相談することが、ご自身の歯を守る第一歩です。

銀歯は体に悪いから全部外したほうがいい
最近よく耳にするこの情報。
「銀歯は金属アレルギーの原因になる」
「海外では使われていない」
といった声から、「銀歯=体に悪い」という印象を持つ方も増えています。
確かに、保険診療で使用される金銀パラジウム合金はまれに金属アレルギーを引き起こすことがあります。実際に湿疹などの症状が出る方や、パッチテストで陽性が出た方には、セラミックなどの金属を使わない素材への交換を提案することもあります。
ただし、すべての人にとって銀歯が悪いわけではありません。
体質や症状の有無を確認した上で、「自分にとって適した素材かどうか」を歯科医と相談しながら判断することが大切です。
自費診療で扱うセラミックやジルコニアは、自然な見た目でアレルギーのリスクも少ない反面、費用の面で負担が大きいことも事実。見た目・機能・費用のバランスを見て選択するのが現実的です。
当院のセラミック治療について詳しくはこちらをご覧ください。

正しい知識で、不安は安心に変わります
歯科に対する誤解や不安は、古い情報や噂に基づいていることが少なくありません。
正しい知識を知ることで、「怖い」「不安」といった気持ちが和らぎ、安心して通院できるようになります。
今の歯科医療は、患者様の気持ちに寄り添うことが大前提です。
「抜かれるのが心配」
「この銀歯、どうしたらいい?」
そんな疑問がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
まずはお口の中をしっかり確認し、本当に治療が必要かどうかを一緒に確認しましょう。
“なんとなく不安”を放置せず、まずは一歩を踏み出すことがお口の健康を守ることにつながります。
🌎アール歯科王子駅前クリニックの公式サイトはこちら
🌎当院で扱うセラミックの種類についてはこちら
☎お電話でのご予約はこちら♪
03-3919-4618